既設橋の維持管理のために、耐荷性能を低コストな非破壊検査で診断していくことが必要となってきています。
その有効な手法の1つとして、動的載荷によって現橋の振動を計測する手法があります。
橋梁は年月を経ても質量がほとんど変化しないため、計測結果から分析される固有振動数によって健全性(曲げ剛性)の減少を推定することができるのです。
現在の測定機器ならば、動的載荷のためにわざわざ通行規制して大型トラックを載せるなどといった必要もなく、通常の供用下で計測できる場合がほとんどです。
我が社は、今後、この動的載荷による劣化度診断の実績を積み重ねていきたいと考えています。